ネズミの穴の塞ぎ方を知りたい【金網とモルタルが効果的】配線や配管にも安全な5つの手順
【疑問】
ネズミの穴を安全に塞ぐ最も効果的な方法は?
【結論】
金網とモルタルを組み合わせて二段階で施工する方法が最も確実です。
ただし、作業前には必ず配線や配管の位置を確認して損傷を防ぐ必要があります。
ネズミの穴を安全に塞ぐ最も効果的な方法は?
【結論】
金網とモルタルを組み合わせて二段階で施工する方法が最も確実です。
ただし、作業前には必ず配線や配管の位置を確認して損傷を防ぐ必要があります。
【この記事に書かれてあること】
家の壁や床に開いた穴からネズミが出入りしているのを見つけたら、早めに対策を。- ネズミの侵入を防ぐには金網とモルタルの組み合わせが最も効果的
- 作業前の配線と配管の位置確認で安全に補修可能
- スポンジと銅たわしを活用した仮止めテクニック
- モルタルの二段階施工で耐久性が大幅アップ
- 最後の防水加工で長期的な効果を維持
放置すると天井裏で繁殖して大工事になってしまうんです。
でも、「新聞紙を詰めただけ」「発泡スチロールを押し込んだだけ」では、かえって巣作りの材料として使われかねません。
金網とモルタルを使った確実な塞ぎ方があります。
「穴の場所」「大きさ」「形状」に合わせた効果的な対処法を、配線や配管を傷つけない方法で詳しく解説していきます。
【もくじ】
ネズミの穴の塞ぎ方を解説
- 金網とモルタルを組み合わせた「確実な塞ぎ方」に注目!
- 金網の大きさと目の細かさが「効果的な塞ぎ方」の決め手!
- 新聞紙で穴を塞ぐのはNG!巣材に使われて逆効果!
金網とモルタルを組み合わせた「確実な塞ぎ方」に注目!
ネズミの穴を完全に塞ぐなら、金網とモルタルの組み合わせが最も効果的です。この2つの材料で二重に防御することで、ネズミの再侵入を確実に防げます。
「どうせまたネズミに穴を開けられちゃうんじゃ…」なんて心配する必要はありません。
金網とモルタルを使えば、がっちりと頑丈な壁を作れるんです。
まず金網を穴にかぶせて固定し、その上からモルタルで覆います。
金網がネズミの歯に対する物理的な防御となり、モルタルが金網を固定して防水効果も発揮。
この二段構えの防御なら、ネズミはどんなにガリガリと齧っても穴を開けられません。
- 金網はステンレス製で錆びにくいものを選ぶ
- モルタルは防水性の高い補修用を使用
- 作業前に周囲の汚れを落として密着性を高める
金網の大きさと目の細かさが「効果的な塞ぎ方」の決め手!
金網選びで一番大切なのは、目の細かさと大きさです。穴よりも四方に5センチメートルほど大きな金網を用意することで、モルタルでしっかりと固定できます。
「どんな金網を選べばいいの?」という方は、まず目合いに注目してください。
ネズミは直径1センチメートルの穴でも通り抜けられる天才です。
そのため、金網は目の間隔が5ミリメートル以下のものを選ぶ必要があります。
また、金網の硬さも重要なポイント。
ふにゃふにゃした柔らかい金網では、ネズミの鋭い歯にかなわないんです。
まるでバターのように噛み切られてしまいます。
線の太さが1ミリメートル以上の硬めの金網を選びましょう。
- 穴の大きさより四方に5センチメートル大きいサイズ
- 目合いは5ミリメートル以下が必須
- 線径1ミリメートル以上の硬い金網を使用
- ステンレス製でさびにくい素材を選択
新聞紙で穴を塞ぐのはNG!巣材に使われて逆効果!
よくある失敗が、新聞紙や布で穴を塞ごうとすること。これは絶対にやめましょう。
かえってネズミを喜ばせてしまうだけなんです。
「手近にある材料だし、とりあえず詰めておけば…」なんて考えがちですが、大間違い。
新聞紙や布は、むしろネズミにとって格好の巣材になってしまいます。
ネズミは「わーい、巣作りの材料をプレゼントしてくれた!」と大喜びで、すぐに引き抜いて持っていってしまうんです。
他にもよくある失敗例をご紹介します。
- 発泡スチロールを詰める → 齧られて穴が更に広がる
- 木片を押し込む → 湿気で腐って隙間が出来る
- ガムテープを貼る → 粘着力が落ちてすぐ剥がれる
しっかりとした材料で確実に塞ぐことが大切です。
モルタルを使った作業手順の全工程
- 穴のまわりをキレイに「清掃と乾燥」が重要ポイント!
- 金網とモルタルを「二段階施工」で補強効果アップ!
- 仕上げの段階で「防水加工」を忘れずに!
穴のまわりをキレイに「清掃と乾燥」が重要ポイント!
穴の周りをきれいにすることが、モルタルの密着力を高める重要な第一歩です。まずは穴の周りの汚れをしっかり落とすことから始めましょう。
- ほこりや油汚れは、ぬるま湯で薄めた台所用洗剤で丁寧に拭き取ります
- ざらざらした表面は、紙やすりで軽く削って平らにします
- 水分をきれいに拭き取り、扇風機で30分ほど乾燥させます
- 古いモルタルのかけらは、完全に取り除いておきましょう
清掃と乾燥は手を抜かずに、ていねいに時間をかけて行うのがコツです。
金網とモルタルを「二段階施工」で補強効果アップ!
穴をしっかり塞ぐには、金網とモルタルを組み合わせた二段階の施工が効果的です。まず金網を固定し、その上からモルタルで覆う手順で進めていきます。
- 金網は穴より3センチほど大きめに切り、端を少し折り曲げます
- 金網を穴にあて、モルタルを薄く塗って仮止めします
- 15分ほど待って固まったら、その上から2回目のモルタルを塗ります
- へらでならしながら、表面をつるつるに仕上げましょう
仕上げの段階で「防水加工」を忘れずに!
モルタルが完全に乾いたら、防水加工を施して耐久性を高めます。この工程を省くと、雨水が染み込んでぼろぼろになってしまう可能性があります。
- モルタルが完全に乾くまで、丸一日は待ちましょう
- 表面にひび割れがないか、指でコンコンと軽く叩いて確認します
- 防水スプレーを20センチほど離して、全体に吹きかけます
- 2度塗りすることで、より高い防水効果が得られます
穴の特徴による材料の使い分け
- 小さな穴vs大きな穴!サイズで変わる補修方法
- 壁の穴vs床の穴!場所による最適な塞ぎ方
- 古い穴vs新しい穴!劣化状態で選ぶ材料
小さな穴vs大きな穴!サイズで変わる補修方法
穴のサイズによって補修方法を変えることが、確実な対策の決め手です。小さな穴と大きな穴では、使う材料も手順も全く異なってきます。
「この程度の穴なら、新聞紙を丸めて押し込めば十分では?」
そう考えがちですが、それは大きな間違い。
穴の大きさによって、次のように材料を使い分ける必要があります。
- 直径2センチメートル未満の小さな穴:銅たわしとスポンジを組み合わせた詰め物で十分
- 直径2〜5センチメートルの中程度の穴:金網を下地にしてモルタルで埋める
- 直径5センチメートル以上の大きな穴:補強用の格子を組んでから金網とモルタルで段階的に埋める
「ちっちゃな穴だから大丈夫」と放置すると、ネズミが少しずつ齧って広げていってしまいます。
小さな穴こそ、見つけたらすぐに対処することが重要なんです。
穴のサイズを測る時は、「ぴったりのサイズ」ではなく、必ず実際の穴より少し大きめに見積もりましょう。
これは、穴の周辺部分にもヒビが入っている可能性があるためです。
壁の穴vs床の穴!場所による最適な塞ぎ方
穴の位置によって、補修方法を変える必要があります。壁と床では、受ける負荷が全く違うからです。
「壁に開いた穴は上から詰めるだけでいいよね?」
そう思いがちですが、それでは不十分。
場所によって次のような対応が必要です。
- 壁の穴:重力で材料が垂れないよう、段階的に少しずつ詰める
- 床の穴:歩行時の重みに耐えられるよう、下地から入念に補強する
- 天井の穴:作業しづらい場所なので、型枠を使って一気に埋める
水回りの配管の近くは湿気が多いため、防水加工を施した材料を使う必要があります。
また、床の穴は見た目以上に深刻です。
床下からの湿気や、歩行時の重みで、あっという間に広がってしまうためです。
「床下からジメジメした空気が上がってくる」と感じたら、床下の点検も必要になってきます。
古い穴vs新しい穴!劣化状態で選ぶ材料
穴の劣化状態によって、使用する材料を選び分けることが大切です。古い穴と新しい穴では、周囲の壁の状態が全く異なるからです。
「穴は穴、同じように塞げばいいんでしょ?」
そう考えがちですが、それは間違い。
劣化状態に応じて、次のような使い分けが必要です。
- 新しい穴:周囲の壁が丈夫なため、標準的なモルタルで対応可能
- 古い穴:周囲の壁が脆くなっているため、接着力の強い特殊モルタルが必要
- 何度も補修した穴:壁全体が弱くなっているため、広範囲の補強が必要
ボロボロと崩れやすい状態になっているため、補修範囲を穴より広めに取る必要があります。
劣化具合を確認するには、穴の周りを軽く指でトントンとたたいてみましょう。
「ポロポロと粉が落ちてくる」「空洞のような音がする」場合は、壁の中まで劣化が進んでいるサインです。
穴を塞ぐ5つの具体的な手順
- スポンジと銅たわしで「仮止め」する裏ワザ!
- 針金ハンガーで「補強格子」を即席作成!
- 植木鉢の破片で「モルタル強度」をアップ!
- ペットボトルを加工して「型枠」を作成!
- アルミホイルで「モルタルの垂れ」を防止!
スポンジと銅たわしで「仮止め」する裏ワザ!
台所用品で作る応急処置が、意外なほど効果的です。台所用スポンジを銅たわしで包んで穴に詰めれば、すぐに使える仮の防壁になります。
「穴を見つけたけど、今すぐには本格的な修理ができない…」そんなときの強い味方なんです。
その理由は、スポンジと銅たわしの相性の良さにあります。
台所用スポンジは柔らかくて弾力があるので、穴の形に合わせてぴったりとはまります。
そして、その外側を銅たわしでくるむと、ネズミの鋭い歯でも簡単には噛み切れない頑丈な壁になるんです。
やり方は簡単です。
- スポンジを穴よりも少し大きめにカットする
- 銅たわしを広げてスポンジを包む
- 穴にしっかりと押し込む
- 周囲に隙間がないか指でていねいに確認する
「これで完了!」と安心してはいけません。
必ず1週間以内に本格的な修理を行いましょう。
それまでの間、毎日「ぐらつきはないか」「隙間は開いていないか」を確認することが大切です。
針金ハンガーで「補強格子」を即席作成!
古い針金ハンガーが、頼もしい補強材に変身します。これを編んで格子状にすれば、金網の代わりになる上、すき間なく穴を塞げます。
針金ハンガーは意外と丈夫なんです。
まっすぐに伸ばして格子状に組み合わせると、ネズミが噛んでも簡単には壊れない補強材になります。
作り方は工作感覚で楽しめます。
- ハンガーをペンチで真っすぐに伸ばす
- 縦と横の線を2センチ間隔で配置する
- 交差する部分を針金で固定する
- 穴よりも大きめのサイズに仕上げる
- 端は壁に食い込むように曲げておく
まず穴を塞ぐ土台として使い、その上からモルタルを塗ります。
「がっちり」「しっかり」と二重の防御で守れるというわけです。
ただし「錆びやすい」という弱点があります。
そのため、作成後は必ず防錆剤を塗っておきましょう。
そうすれば、長期間にわたって補強効果を発揮してくれます。
植木鉢の破片で「モルタル強度」をアップ!
割れた植木鉢や古い陶器の破片が、モルタルの強度を高める頼もしい味方になります。細かく砕いた破片を混ぜることで、モルタルの耐久性が格段に向上するんです。
「どうして植木鉢の破片なの?」と思われるかもしれません。
実は、陶器の破片には2つの重要な役割があるんです。
- モルタルの中で骨材として強度を支える
- ヒビ割れの進行を食い止める
- 乾燥時の収縮を抑える
- 全体的な耐久性を高める
まず、素焼きの植木鉢を木槌で砕きます。
大きさは米粒くらいを目安に。
鋭利な部分は砂で研いで丸めておきましょう。
この破片をモルタルに混ぜる量は、全体の2割程度が適量です。
「ごろごろ」「がしゃがしゃ」と音を立てながら混ぜ合わせると、程よい硬さになります。
これで作ったモルタルは、通常の2倍以上の強度があります。
「ネズミに噛られても、びくともしない壁」の完成です。
ペットボトルを加工して「型枠」を作成!
使い終わったペットボトルが、便利な型枠に変身します。これを使えば、複雑な形の穴でも美しく仕上がります。
ペットボトルの良いところは、自由自在に形を変えられること。
はさみで切って広げれば、どんな穴の形にも合わせられます。
作り方は意外と簡単です。
- ペットボトルを長さ方向に切り開く
- 穴の形に合わせて切り抜く
- 端を少し内側に折り曲げる
- 養生テープで仮止めする
「ずれる」「傾く」「浮く」といった心配がなくなります。
また、型枠の内側に油を薄く塗っておくと、モルタルが固まった後で簡単に剥がせます。
「つるん」と気持ちよく外れて、きれいな仕上がりになるんです。
アルミホイルで「モルタルの垂れ」を防止!
台所にある身近な道具、アルミホイルが大活躍します。これを使えば、垂直面でもモルタルがだらだら垂れることなく、きれいに仕上がります。
アルミホイルの使い方は、まるで和菓子作りのよう。
モルタルを包み込むようにして形を整えていきます。
手順は以下の通りです。
- アルミホイルを穴より大きめに切る
- 中央部分をくぼませて型を作る
- モルタルを詰めて包み込む
- 端をきれいに折り込む
「べとべと」「どろどろ」したモルタルも、アルミホイルで包めば扱いやすくなります。
モルタルが固まり始めたら、そっとアルミホイルを剥がします。
表面に残った跡は、湿った布で優しく拭き取れば完璧な仕上がりに。
作業時の重要な注意点
- 配線や配管の位置を「事前確認」で作業ミス防止!
- 防塵マスクと手袋で「健康被害」を予防!
- 乾燥時間を十分に「確保」して剥がれ防止!
配線や配管の位置を「事前確認」で作業ミス防止!
配線や配管を傷つけることなく、安全に作業を進めましょう。まずは壁の中の状態を把握することが大切です。
「どこに配線が通っているのかな…」と不安になりますよね。
そんなときは、以下の手順で確認していきます。
- スイッチの位置から配線の通り道を予測する
- コンセントの配置から配線経路を把握する
- 台所や風呂場の位置から配管の通り道を確認する
- 天井の照明器具から垂直に下がる配線に注意する
「ここは大丈夫そう!」と思っても、穴の周囲10センチメートルは余裕を持って避けることがポイントになっちゃいます。
防塵マスクと手袋で「健康被害」を予防!
作業時の安全対策は手抜きせずにしっかりと。モルタルの粉じんは目に見えないほど細かいので、吸い込むと体に悪影響を及ぼすことも。
「ちょっとだけだから大丈夫」は危険信号です。
- 防塵マスクは顔にぴったりとフィットさせる
- 手袋は薄手の布製と厚手のゴム製を二重にする
- 長袖の作業着で肌の露出を防ぐ
- 保護メガネで目を守る
換気扇を回しながら作業すれば、モヤモヤした粉じんもスッキリ消えていくというわけです。
乾燥時間を十分に「確保」して剥がれ防止!
モルタルはじっくりと乾かすことが重要です。表面がカチカチに固まっても、中はまだしっとりとしているもの。
「早く終わらせたいな」という気持ちはわかりますが、あせって失敗しないように気をつけましょう。
- 気温20度で最低24時間の乾燥時間を確保する
- 湿度が高い日は48時間以上かける
- 直射日光が当たる場所は乾きすぎに注意する
- 扇風機などで強制的に乾燥させない
べたつきが残っていれば、もう少し待つ必要があるんです。